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子どもの成長がうれしくて、寂しい。「今が一番」と決めなくてもよい親子の時間

きいてみた編集部

少し前までしていた仕草を、もうしなくなった。写真を見ると、うれしいはずの成長が急に寂しくなる。一方、毎日の世話が大変で、もっと大きくなったら一緒に話したいと思うこともあります。 きいてみたには、成長の早さに胸がいっぱいになる投稿と、小さい頃が一番楽しいと言われることに戸惑う投稿があります。二つの声を読み比べ、懐かしむ気持ちと、これからを楽しみにする気持ちを一緒に考えます。

手作りの紙人形と色鉛筆

1.うれしい気持ちと、寂しい気持ちは重なる

一つ目の投稿者は、新しいことができる姿を誇らしく思いながら、赤ちゃんらしい仕草が減ったことにふと寂しくなると書いていました。できることが増える喜びと、戻らない時期を惜しむ気持ちが同時にあります。

子どもの成長をどう感じるかは、今の忙しさやこれまでの経験でも違います。ここでは、幼い時期を好きでいなければならないとも、寂しさを手放さなければならないとも決めず、違う立場の声を読みます。

2.何気ない時間を、後から思い出しそうだという声

成長の早さに寂しさを感じる投稿には、娘と過ごす夜の時間について書いた父親のコメントがありました。

眠っている娘の手を握りながら、少しだけ時間が止まってくれないかと祈ることがあります。

大きな行事ではなく、そばにいる時間そのものを大切に感じている言葉です。いつまで続くか分からない日常だからこそ、ふと意識に上る瞬間があるのでしょう。

大変な真っただ中にいて、早く時間が過ぎてほしいと思っていた日々を思い出すと、申し訳なくなることもあります。

こちらは、過去の自分の気持ちまで振り返る声です。ただ、大変だったときに早く楽になりたいと思ったことを、後から責める基準にする必要はありません。そのときの負担があったことと、今懐かしいことは両立して考えられます。

動画もメモも、たくさん残しておくといいですよ!

記録を振り返ることを楽しむ人もいました。毎日記録しなければと負担にするより、残したい言葉や仕草を一つ覚えておく方法として、自分に合う形を選べそうです。

ぬいぐるみとのごっこ遊びでカップを置く手元

3.大きくなるほど楽しいと感じている親もいる

二つ目の投稿者は、幼い子を見守ることでいっぱいいっぱいで、会話ができる年齢を楽しみにしていました。小さい頃が一番よいという言葉と、自分の実感が合わなかったのです。ここには違う時期の楽しさを挙げる声がありました。

本当に、うちの子たちは大きくなるほどいい感じです。

いちばん上は10歳で、今のところ今がいちばん好きです。

どちらも、幼い時期が終わったら楽しい時間も終わる、とは捉えていません。どの年齢にも違った関わり方があるという、一つ目の寂しさとは別の方向を示す経験です。

2歳半と7歳の子がいますが、7歳の子と過ごすほうが、ずっと楽しいです。

この人は今の二人との過ごし方に違いを感じていました。子どもの価値を比べるためではなく、親自身が会話や活動を楽しみやすい時期がある、という実感として読めます。小さい子との毎日がつらい人が、その先を楽しみにすることも否定される話ではありません。

ノートの上に置かれた鉛筆

4.今の気持ちを、親としての点数にしない

二つの投稿の差は、どちらが子どもを大切にしているかではありません。過ぎた時期への思いと、今の日々をどう感じるかが違っています。周りの「一番よい時期」という言葉に、自分の実感を合わせなくてもよさそうです。

  • 何がなくなって寂しいのか、具体的な仕草や時間を思い浮かべる。
  • 過去の大変さを消さずに、懐かしい気持ちと一緒に持つ。
  • 残したい場面があれば、無理のない写真や短いメモで記録する。
  • これからできる会話や活動の中に、楽しみにしているものを探す。

例えば「今できなくなったこと」だけでなく、「最近一緒にできるようになったこと」を一つ書いてみる案があります。これは編集部の提案です。寂しさを打ち消すためではなく、変化の両方に目を向ける方法になります。

5.過ぎた時間を惜しみながら、次の関係を楽しみにする

紹介した声には、今の時間を止めたい人も、大きくなるほど楽しい人もいました。自分の気持ちも、時期によって変わるかもしれません。ある瞬間の寂しさだけで、これからの親子関係まで決まるわけではありません。

幼い時期を無理に楽しみ尽くそうとせず、思い出したいものを少し残し、今の負担には必要な休みも考える。懐かしさと、これからへの期待の両方を持ちながら、変わっていく関わり方を探せます。

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