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友達を注意しすぎる子どもに、どう声をかける?ルールを守る気持ちと、言い方の話

きいてみた編集部

子どもが家のルールを覚えたのはうれしい。でも、遊びに来た子を強く叱るようになって困った。いとこを注意する双子についての相談から、誰でも守る家の約束と、親が対応すること、自分の気持ちを伝えることを考えます。

手作りの紙人形と色鉛筆

1.覚えてきた約束が、自分だけに求められるように見えるとき

相談の双子は、遊びに来たいとこが食卓でタブレットを使ったり、聞かずに食べ物を取ったりすると、強い言い方で注意します。親は叱る役目を子どもにしてほしくない一方、家の振る舞いを時間をかけて教えてきたので、同じ基準を求めたくなる気持ちも分かると書いています。

『人のことは気にしないで』だけだと、ルールは大切だと教わった子に、どこまでが自分のことか伝わりにくいかもしれません。単に注意するのを止めるより、何に困り、どの約束は共通で、誰が対応するのかを言葉にしたいところです。覚えたことを否定せず、伝え方を変える余地があります。

2.家の共通ルールと、その子ごとの約束を整理する

私なら、よその子でも食卓にタブレットは持ち込ませません。それは家のルールです。席を立つ前に許可をもらうかどうかは、それぞれの親が決めることなので、純子おばさんに任せます。台所の食べ物を勝手に取るのは駄目です。自分の子が聞かないといけないなら、いとこも同じです。遊び方については、子どもたち自身で折り合いをつければいいと思います。

このコメントでは、全部を同じ親の方針にせず、場所の使い方としてそろえる点と、個々の親が決める点を分けています。実際にどれを共通にするかは家や場面によりますが、遊びに来る前に大人同士で確認できることもあります。子どもに、その場で他の家のしつけまで調整させないためです。

たとえば『ここで食べる』『この棚は聞いてから使う』など、来客にも伝える約束があるなら、大人から最初に案内できます。わが子が毎回見つけて注意する形にしないことで、監督役を引き受け続けなくても済みます。大人が言っていない約束を、子どもだけが取り締まる状態を減らす工夫です。

積み木を置いて遊ぶ子どもの手元

3.注意を全部禁止するより、伝えてよいことを残す

純子おばさんの子にタブレットを食卓へ持ってこないよう注意するな、と自分の子に言った直後なら、純子おばさんがその子に同じ注意をする理由はなくなってしまいませんか。 私は、自分の家では子ども同士で注意し合っていいと思います。家のルールを知っているのは、その家の子ですから。ただ、「台所以外で食べ物を食べない」のような家のルールと、「夜7時に寝る」のような個人ごとのルールの違いは教える必要があります。 もう少し大きくなれば、友達が遊びに来たときに、自分で家のルールを伝えてほしいですよね。

子ども自身も、友達へ家の使い方を知らせたり、嫌なことをやめてほしいと伝えたりする必要があるでしょう。『あなたは親ではない』という言葉だけで、そうした発言まで止める必要はありません。相手を叱り続けることと、自分が困っていることを知らせることを分けて教えられます。

たとえば、自分の作品を触られて困ったなら『それは触らないでほしい』と伝える。家の約束を何度言っても守ってもらえないなら、大人へ知らせる。その後まで子どもが相手を従わせる仕事を持たなくてよい、と説明する方法です。正しいことを言えたかだけでなく、そこから先を誰が引き受けるかが大切になります。

4.言い換えは、大人も同じ場面で使って見せる

伝え方の例です。『気づいたんだね。この家ではここで食べる約束だね。次は「ここで食べよう」と一回伝えて、困ったら私を呼んでね』。気づいた内容を認めながら、声のかけ方と、その後の行動を短く示せます。長い説教を重ねるのでなく、今使える一文にします。

大人自身が強く叱るやり方だけを見せながら、子どもにだけ穏やかさを求めると、分かりにくくなります。遊びに来た子へ家の約束を伝えるときにも、同じ言葉を使って見せる。子どもが一度で切り替えられなくても、どの場面で強くなるのかを見て、次の説明を考えられます。

予定を確認するために開いた手帳

5.ルールを守ることと、人を取り締まることを同じ役目にしない

友達への注意が気になるとき、子どもの正義感を悪いものと決めたり、相手の家庭を批判したりするところから始めなくてよいでしょう。共通の約束を大人が案内し、本人が困ったことは言ってよいと伝え、解決を引き受ける範囲を決める。それぞれに言葉を持たせられます。

まず、次に一緒に遊ぶときの共通ルールを一つだけ、大人から先に伝えてみる。子どもの注意を減らす工夫を、子どもへの注意を増やすことだけで済ませないための準備です。

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