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出かけるたびに「何か買って」と言う子ども。買う約束と、楽しい一日をどう分ける?

きいてみた編集部

アイスを食べて楽しく過ごしたのに、次のおもちゃを断った途端に不機嫌になる。「もう十分楽しんだのに」と親もがっかりする。4歳の子の買い物についての相談と、買わずに外出を楽しんだ投稿から、子どもの希望と、その日の予定の伝え方を考えます。

ひもをかけた緑色の小さな贈り物

1.楽しかった一日が、最後の「だめ」で消えるように感じる

相談者は、海へ出かけてアイスも食べた後、クレーンゲームを断ると子どもが楽しめなくなったと書いています。ねだられて買うと決めたわけではなく、しつこく言われても折れていないそうです。今回の行動を、親が甘やかしてきたからだと決めつける根拠はありません。

親には、買った物より一緒に楽しんだ時間を大事にしてほしい気持ちもあるでしょう。ただ、欲しいと思ったことと、それまで何も楽しくなかったことは同じではありません。最後の不機嫌で一日全部の評価を決めると、親子ともに次の買い物へ構えてしまいます。

2.その場の交渉になる前に、今日は何を買うか伝える

お店に入る前に「今日はアイスだけ買いに行くよ」と伝えます。ねだられたら「今日はアイスだけね」と繰り返します。食料品を買う日は「リストにある物だけ」と伝え、ねだられたら「それはリストにないよ」と返します。

この返し方では、親の気分やねだり方で答えが変わる交渉から、その日の予定を確認する会話に戻しています。「何も買わない」と曖昧に言ってから親だけ買うより、食料品は買うがおもちゃは買わない、という違いまで短く伝えるほうが分かりやすい場面もあるでしょう。

伝えたら一度で納得するとは限りません。それでも「どうしていつも欲しがるの」と人格や感謝の話へ広げるより、今日の予定へ戻れる言葉を持つ意味はあります。予定を変える場合も、長くねだった結果なのか、親が別の理由で決めたのかを曖昧にしないようにしたいところです。

積み木を置いて遊ぶ子どもの手元

3.お小遣いは、すぐ静かにさせるための交換条件ではない

今5歳の娘も同じでした。お小遣いを渡し始めてから、かなり落ち着きました。特別に欲しい物があれば自分のお金で買うので、買う物をよく選ぶようになりました。まだ5歳なので役に立たない物も買いますけど、お金の感覚を身につけるための投資だと思っています。値段や、自分のお金で買えるかを聞くようになりました。

お小遣いで選ぶようになった体験も寄せられています。ただし、これを全ての年齢に通じる解決策として扱うことはできません。渡す頻度や金額、親が購入する物との区別を、その子が分かる形で一緒に確認できるかが先になります。元のコメントの金額を、日本の家庭の標準として示すこともしません。

導入するなら、買ってほしいと言われて困ったその場だけで渡すのではなく、落ち着いた時間に家族の約束として話す方法があります。使い切った後にどうするかも先に考える。お金を渡すこと自体より、自分で選べる範囲と、その後の扱いをそろえる必要がありそうです。

4.買わない外出が楽しい家庭でも、同じ場所が合うとは限らない

うちは息子が2歳の頃から、ホラー系の展示があるお店に連れて行っています。本人は大好きで、今では妹に店内を案内してくれます。何も買わなくても楽しめる場所に連れて行くのは大事なことだと思います。

別の投稿には、店の季節の展示を見て、購入せずに子どもたちと楽しんだ経験があります。しかし、欲しい物が並ぶ店で毎回つらくなる子へ、そのまま同じ外出を勧める必要はありません。買わずに楽しめることと、欲しい物に囲まれて我慢できることは、違う課題だからです。

店舗の展示を利用する場合は、利用条件や他のお客さんへの配慮も前提です。自分の家族に合わなければ、公園や家での遊びなど、買う場面そのものが少ない予定に変える選択もあります。よその家庭の成功を、その子のできていないことの比較にしないようにしたいところです。

ノートの上に置かれた鉛筆

5.欲しいと言っても、買う約束にはならない

編集部の声かけ例なら「欲しかったね。今日は買わない日だから、覚えておこう」と返す方法があります。欲しい気持ちを聞いたことと、次回必ず買う約束をしたことは分けます。記録するなら、いつ見直すかも決め、願いを書いた物が全て購入予定にならないようにします。

ねだる回数だけでなく、出発前に予定を伝えられたか、親が毎回違う条件を出していないかも振り返れます。楽しかった一日を買った物の数で完成させようとせず、買わない返事をしても一緒に過ごせる形を、少しずつ探していく考え方です。

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