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子どもの試合を、仕事で見に行けない。『ごめんね』の後にできる応援を考える

きいてみた編集部

子どもがチームに選ばれたのはうれしいのに、試合は仕事中。出場するかも当日まで分からず、毎回休むことはできない。そんな相談へのコメントから、会場に行くことだけで応援を測らず、本人と何を約束するか考えます。

玄関に置かれた歩き慣れた靴

1.行けない事情より先に、子どもの希望を決めつけていないか

相談では、試合がすべて平日の仕事中にあり、出場する選手も当日まで分からないと書かれています。休みを取る余地が少ない中で、応援に行きたい気持ちと、行けない申し訳なさを抱えています。ただ、娘本人がどう受け止めているかは、詳しく書かれていません。

親が寂しい思いをさせるはずだと考えている場合も、本人は別のことを望んでいるかもしれません。逆に、周りの子は気にしないという話だけで、本人も平気と決めることもできません。まず、何がうれしい応援なのかを聞く余地があります。親の罪悪感を、本人の気持ちの答えにしないことです。

2.他の人の子ども時代は、安心の材料にも、違いの材料にもなる

私の親は試合に来ませんでしたが、私にはそれほど大きなことではありませんでした。お子さん自身がどう感じているか、聞いてみるといいと思います。

この人は自分の経験を語りながら、お子さんには聞いてみてはと勧めています。『私も平気だったから、あなたの子も平気』と言い切っていない点が参考になります。家庭の状況や競技、本人が期待していることは違うので、経験談をそのまま当てはめずに読めます。

たとえば『見てほしい試合はある?』『行けなかった日は、帰ってからどんな話を聞いてほしい?』と尋ねられます。来てほしいと言われても、必ず叶える約束にはなりません。希望を知ったうえで、自分ができることと難しいことを一緒に話すための質問です。

予定を確認するために開いた手帳

3.出席の回数より、守れる約束を具体的にする

全部には行かなくていいのでは? 毎試合、親が来るものだと子どもに期待させる必要はありません。ただ、「行くよ」と約束した試合には本当に行って、ちゃんと試合を見て、熱心に応援してくれる。それは期待していいと思います。

毎回行くことを約束して後から取り消すより、行けるかどうかをいつ伝えられるか、確定している日があるかを話せます。仕事や家庭の予定には変化もあるので、約束は絶対に何も起きないという意味ではありません。それでも、軽い気休めとして『次は絶対』を重ねないことには意味があります。

伝え方の例です。『本当は見に行きたいけれど、その時間は仕事で行けない。来月の予定が分かる日に、行ける日があるか一緒に見よう』。謝る言葉だけで終えず、確認する日を示す方法です。出場しないなら行く意味がない、という言い方にせず、参加している本人への関心を伝えられます。

4.会場の外にも、本人が選べる応援の形を置く

仕事の都合で、数試合しか来られない保護者もいます。娘の友達も同じチームで、その子の親は大半の試合に来られません。いないときは、その子が出ているところを撮って、あとから見てもらえるようにしています。

写真や動画をお願いできる人がいれば、一つの方法になります。ただ、本人が撮ってほしいか、学校やチームの撮影・共有ルールはどうかを確認し、相手にも無理のない範囲で頼みたいところです。全試合の記録を義務にして、別の保護者へ負担を移さなくてもよいでしょう。

記録がなくても、帰ってきたときに『今日どうだった?』と聞く時間は作れます。点数や出場時間だけでなく、本人が話したい場面を聞く。すぐ話したくない日には、聞き出そうとせず、あとで聞けると伝える方法もあります。行けなかった分の埋め合わせとして、反省会を長くする必要はありません。

連絡を考えながらスマートフォンを持つ手元

5.申し訳なさを、今できる関わりに変える

仕事で試合に行けないことは、応援したい気持ちがないこととは違います。その気持ちを本人に伝え、何を望むかを聞き、できる約束を選ぶ。会場へ行く日も、家で話を聞く日も、それぞれの関わり方があります。周りの親の出席数だけで自分を採点しなくてよいはずです。

まず次の試合について、行けない事実と、話を聞きたい気持ちを短く伝えてみる。子どもがどう感じているかを聞くところから、親だけで背負っていた申し訳なさを、二人で話せる具体的な予定へ変えられます。

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