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思春期の子にハグを断られて寂しい。触れ合いを急がず、親子の距離を考える

きいてみた編集部

前は喜んでくれたハグを、今は嫌がられる。でも、ときどき子どものほうから甘えてくる。拒まれる寂しさと、気持ちを尊重したい思いの間で迷う親の相談がありました。触れ合いの回数を戻すことより、断れることと頼れることを両方残す方法を考えます。

ぬいぐるみとのごっこ遊びでカップを置く手元

1.断られたハグを、関係全体の答えにしない

14歳の息子を持つ父親は、抱きしめようとすると体がこわばったり、断られたりすると書いています。それでもある日、息子のほうから抱きしめてほしいとやってきました。そこで父親は、話はしたくないという希望も聞き、一緒に過ごしたそうです。

この出来事は、断る日と求める日が同じ子にもあることを伝えています。ただ、次も同じようになる保証ではありません。断られたから気持ちが離れた、後で甘えてきたから本当は嫌ではなかった、とどちらにも決めつけず、そのときの返事を受け取る必要があります。

2.誘うことより、断った後の反応を考える

うちの10歳は最近、私に触るとばい菌がうつるみたいに避けてきます(笑)。「ハグしていい?」と聞いても、横から軽く抱きつくか、寄りかかってくるくらいです。断られたら、もちろんそこで終わり。少なくとも手をぎゅっと握ってくれることはあります。やっぱり聞くことが大事だと思います。聞くのをやめるつもりはありません。たまには向こうから抱きしめてほしいと言ってくれることもあります。

ここで参考にしたいのは、誘い続ける回数ではなく、断られたらそこで終えるという部分です。言葉では選べると言っていても、断るたびに親が傷ついた様子を強く見せたり、理由を問い詰めたりすれば、子どもには受け入れる義務のように感じられるかもしれません。

編集部の例なら「今、ハグしてもいい?」と一度聞き、嫌なら普通に別の話へ戻ります。何度も試して慣れさせることを目標にせず、断ってもその後の接し方が変わらないことを大切にする考え方です。触れ合い以外の形で一緒に過ごす余地も残せます。

ソファの上に置かれた読みかけの本

3.触れられたくないことと、傷つける言葉は分ける

まあ、12歳ですからね…。お母さんにキスされるのが、もう「格好いい」とは思えない年頃なんですよね。 少し一人にさせてあげつつ、失礼な態度は許さないと伝えるといいと思います。

別の相談では、12歳の娘がキスを嫌がるだけでなく、親の言動をからかうことにも悩んでいました。コメントには両方を分ける視点があります。触れ合いを断る自由は、親が寂しいからと取り上げられません。一方で、互いを傷つける言い方について話すことまで、我慢し続ける必要はないでしょう。

たとえば「キスは嫌ならしなくていい。でも、その言い方は悲しい。嫌だとだけ言ってくれれば止める」と伝える形です。親の希望を受け入れさせるために礼儀を持ち出すのではなく、断る内容と伝え方を別々に相談する例として考えてみてください。

4.親の寂しさを、子どもに解消してもらおうとしない

近かった関係が変われば、親が寂しさを感じるのも無理はありません。その気持ちをなくそうとするより、誰にどう話せるかを考えたいところです。子どもへ繰り返し「昔はしてくれたのに」と伝えると、今の希望を言うたびに親を悲しませる役を背負わせてしまう可能性があります。

親自身の話し相手や楽しみを持つことは、子どもと離れる決断とは限りません。親の寂しさを別の場所でも扱えると、子どもが今求めている距離を聞く余裕につながるかもしれません。ただし、これを実行すれば親子関係が必ず変わるという話ではありません。

休憩スペースのテーブルに置かれたマグカップ

5.甘えてきたときに、理由まで求めなくてよい

最初の投稿で印象的なのは、息子が話したくないと伝えた後、父親が説明を求めず一緒にいたことです。甘えてきた理由を全て聞き出さなくても、その時間を受け取ることはできます。親に近づいたら必ず深い話になる、と決めない余地です。

今週何回触れ合ったかより、断られたときに止まれたか、声をかけられたときに応じられたかを振り返る。親の寂しさも、子どもの気分も、一方の返事で全部決着させない。距離が変わる時期に考えたいのは、以前の形に戻す方法だけではなさそうです。

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