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やりたい仕事なら、年収が下がっても転職する?面接の好印象だけで決める前に

きいてみた編集部

以前から興味があった会社で、やりたい仕事に近づけるかもしれない。ただ、給与は大きく下がりそう。魅力的な職場を見つけた相談へのコメントから、『好きな仕事なら我慢できる』で済ませず、生活と仕事の実態を確かめる方法を考えます。

ハンガーにかかった無地のシャツ

1.憧れの会社に呼ばれたことと、条件が決まったことは違う

相談者は、以前から関心のある設計・施工の会社で、プロジェクト管理の仕事の面接に呼ばれています。社員や仕事の進め方に好印象を持つ一方、現在の職場には居づらさを感じています。ただ、この時点で紹介されているのは面接の機会であり、実際の担当や最終条件がすべて確定したとは書かれていません。

今の職場への不満が強いほど、次の会社はそこから離れられる場所として魅力的に見えます。それと、希望する仕事をそこで日常的にできるかは、別に確認したいことです。面接を受けて情報を増やすことと、減収を受け入れて入社することを、一度に決めなくてよいはずです。

2.『生活できるか』を、日々の選択まで具体的にする

家賃の1年分、貯蓄に回せる割合、新しい会社で年収700万円に戻るまでの期間を、数字で確認してみてください。200万円の減収でも、貯金を続けられて、その肩書きやスキルが3年後になりたい自分につながるなら、受け入れる意味はあります。 プロジェクトマネージャーとして本当に成長できる道があり、今の職場が悪化しているなら、私ならまず面接を受けます。そのうえで昇給の頻度や在宅勤務の柔軟さを聞いてから決めます。最初の印象が良いというだけで、暮らしの水準を下げないほうがいいです。

コメントに出てくる将来の昇給や期間は、相談者に保証された予定ではありません。大切なのは、好印象だけで支出を変える決断をせず、確認できる条件へ戻す点です。生活費を払えるかに加え、家族との予定、急な出費への備え、今楽しんでいることをどこまで変えるかも考えたいところです。

年収の差をそのまま月の手取り差だと思い込まず、給与の内訳や手当、働く時間を確認します。ここで必要なのは、他人が許容した減収率を自分にも当てはめることではありません。自分の暮らしで何が変わり、その変更を一緒に暮らす人とも受け入れられるかを具体的にすることです。

電車内のつり革

3.収入以外の負担を軽く見ない

ただ、年収500万円でも満足できて、支出を低く抑えられる方なら話は別です。今の仕事で心がすり減り、このままでは持たないと本気で感じている場合も、新しい仕事を選んでいいと思います。生活の質も大事ですからね。

これは、その人が示した条件付きの意見です。特定の年収なら安心という基準ではありません。生活の質を大切にする視点と、収入の不安を軽く扱わないことは両立します。給料のためだけに耐えるべきとも、つらいなら条件を見ずに移るべきとも、一律には言えません。

また、仕事内容が好きでも、期待していた支援がなかったり、長時間の対応が増えたりすれば、負担は別の形で残ります。『やりがいがあるから大丈夫』と先に答えを決めず、一日の予定、繁忙期、困ったときの相談先を聞きたいところです。好きな分野と、続けられる働き方の両方を見ます。

4.減収と引き換えに得たい経験を、一つ言えるか

たとえば『設計から施工まで一つの案件を担当したい』なら、面接では、入社後どの工程に関わり、どこまで責任を持てるのかを聞けます。会社全体としてその仕事をしていることと、自分が経験できることは違います。具体的な担当が見えれば、その経験のために何を変えてよいかも考えやすくなります。

待遇の見直しについても、予定や制度を聞くことはできます。ただし、口頭の期待だけを、将来必ず元の給与に戻る計算に入れないようにします。確認した条件、相手の見込み、まだ答えがないことを分けておく。そのうえで、今の会社以外にも同じ経験を得られる候補があるかを調べられます。

応募書類を入れた封筒の端

5.希望を小さくする前に、確かめる項目を増やす

やりたい仕事を選びたい気持ちを、金額だけで退けなくてもよいでしょう。同時に、暮らしを大きく変える不安も、熱意で上書きしなくてよいはずです。仕事内容、働く時間、生活の変更点が見えるほど、受け入れる条件と保留する条件を説明できます。

まず次の面接では、給与の話だけでなく、入社後に担当する具体的な一案件を聞いてみる。憧れの会社を選ぶ話から、自分が続ける仕事を選ぶ話へ進めるための確認です。

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