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人間関係のいい職場を選びたい。面接で確かめておきたいこと

きいてみた編集部

次の職場では、人間関係で消耗したくない。けれど、面接ではよさそうに見えても、入ってからでないと分からないのではないか。つらい職場を経験すると、転職先を選ぶこと自体が怖くなる場合があります。 きいてみたには、ようやく同僚や上司との関係に満足できたものの、給与が足りず、再び転職するか悩む相談がありました。コメントには、職場への印象がまったく違う人の声や、面接で具体例を聞く提案が寄せられています。今回は「いい職場ですか」と聞くだけでは見えにくい、働き方の確かめ方を考えます。

面談用の椅子の背もたれ

1.「どこへ行っても同じなのか」と思ってしまうとき

相談者は、それまでの職場で見下すような言葉をかけられたり、細かく監視されたと感じたりした経験を書いていました。今の職場では同僚も好きで、そうした扱いもない。ただ、暮らしていくためには給与が足りない。この両方があるからこそ、転職すべきか迷っていたのです。

「人間関係がまともな職場は珍しいのか」という問いには、同じような経験をしたという声も、そうは感じないという声もありました。その一人は、自分から見える範囲についても書いています。

私はそういう職場で働いたことがありません。会う人はみんな、普通に仕事をしたいだけで、親切です。ただ、私の立場だと誰かと対立しにくいので、みんなのいい面だけ見えているのかもしれません。

この留保は大切です。自分には親切な人でも、役割や関係が違う人には別の接し方をしているかもしれません。反対に、嫌な職場を経験した人の話だけから、すべての会社が同じだとも言えません。コメントの数や印象で職場全体の割合を出すより、自分が次に確かめたい点を具体化する材料にできます。

2.雰囲気のよさを聞くより、指摘の仕方を聞いてみる

ある回答者は、これまでの経験を踏まえ、次の面接で具体例を聞くことを提案しました。

次の面接では、人がどのくらい辞めているのか、仕事への指摘をどう伝えているのか、具体例を聞いてみたらどうでしょうか。

ここで注目したいのは、「仲がいいですか」ではなく、仕事への指摘をどう伝えるかという質問です。普段の雰囲気が穏やかでも、意見が食い違ったときにどうなるかは別の話です。自分が困っていたのが、失敗そのものより、その際の言葉や対応だったなら、そこに近い場面を聞けます。

たとえば「業務の改善点は、どのような場で、どんなふうに伝えることが多いですか」と尋ねる方法があります。これは編集部による質問例です。個人名や具体的なトラブルの開示を求める必要はなく、その職場で普段使っている方法を知ることが目的です。

ペンを差し出す手元

3.うまくいかない場面で、誰がどう動くのか

別のコメントも、困った場面への対応に目を向けていました。

次の面接では、前任者がどんなことで苦労していたか、ミスが起きた時に上司がどう対応するかを聞いてみたらどうでしょうか。

前任者が苦労したことを聞くのは、その人を評価するためではありません。仕事内容のどこに難しさがあり、チームがどう支えていたかを知るためです。ミスへの対応も、誰を責めるかだけではなく、確認の手順や相談先、仕事の分担をどう見直すかまで聞ければ、働く場面を想像しやすくなります。

ただ、一つの質問にすぐ答えられなかったからといって、その場で悪い職場だと決めることもできません。面接担当者が実務を詳しく知らない場合や、個別の話を出せない場合も考えられます。一般的な運用を聞き直したり、入社後に一緒に働く人にも確認できるか相談したりして、分からない点を残したまま判断しない工夫ができます。

4.給与と人間関係を、一つの点数にまとめない

相談者の悩みは、いい職場か悪い職場かだけではありませんでした。今のチームに満足していても、給与が生活に合わなければ続け方を考える必要があります。この点に対して、今の職場で待遇の見直しを相談してはどうかというコメントもありました。

今の医療関係の仕事を辞める前に、同じような仕事の給与水準を踏まえて、給料の見直しを文面で相談してみたらどうでしょうか。

この提案は、転職をやめるように言い切るものとしてではなく、比較する前に今の職場で確認できることがないか、という視点で読めます。見直しが可能とは限りませんが、今の条件を変えられる余地と、次の求人の条件を分けて確かめられます。

「人間関係がいいから給与は我慢する」「給与が高いから気になる点は忘れる」と一度に決めると、自分に必要なものが抜け落ちます。待遇、仕事内容、相談のしやすさ、それぞれについて、続けるために必要な条件と、まだ確認できていないことを書き分ける方法が考えられます。

5.面接前に、自分が確かめたい場面を選んでおく

質問をたくさん用意するより、以前困った場面から二つほど選ぶと、会話の目的がはっきりします。以下はコメントから着想を得た、編集部による確認の視点です。すべてを一度に尋ねる必要はありません。

  • 指摘の仕方:改善点を伝える場や、振り返りの機会はあるか。
  • 困ったときの動き:判断に迷う場合、誰に相談し、どう優先順位を決めるか。
  • 仕事の負担:この役割で難しい場面と、それを支える仕組みは何か。
  • 条件の確認:給与や勤務時間について、提示された内容と未確認の点は何か。

答えを聞いたら、好印象だったかだけでなく、実際に説明された内容を残しておきます。「話しやすそうだった」と「毎週、上司と業務を振り返る時間があると説明された」では、後で比べられる情報が違います。面接だけで人間関係を見抜くことはできなくても、印象に加えて判断材料を持つことはできます。

職場のテーブルに置かれたシンプルなカップ

6.まとめ:理想の雰囲気より、働く場面の説明を集める

今回のコメントは、職場への印象が人によって違うことと、次の面接で具体的な場面を聞けることを示していました。どの業界なら安心かという結論にはできませんが、自分が繰り返したくない経験を、質問に変えることはできます。

人間関係を重視することも、生活に必要な給与を重視することも、どちらかを諦める理由にはなりません。次の職場の説明と、今の職場で変えられることを確かめながら、自分が続けられる条件を考える。そのための面接にしていきたいところです。

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