趣味・余暇
趣味が下手だと楽しめない? 「楽しめればいい」で片づけず、上達したい気持ちも考える
好きで続けているのに、上手くならない。人に腕前を聞かれるのが嫌になり、趣味と呼ぶことさえためらってしまう。「楽しければいい」と言われても、納得できないことがあります。 ビリヤードを毎週楽しむ人、上達しないことに悩む人、大人から学べる場を求める人の投稿を読み比べます。楽しみと上達をどちらか一つに決めず、何に困っているのかを具体的に考えてみます。

1.負けても楽しみな人と、結果がつらい人がいる
毎週友達とビリヤードをする人は、負けるだろうと分かっていても、行くのが楽しみだと書いていました。一方、長く続けたゲームや楽器が思うほど上達せず、その時間に見合う結果が出ていないと悩む投稿もありました。
同じ「下手でつらい」という言葉でも、続けたい時間がすでにある人と、活動そのものが苦しくなっている人では、必要な話が違います。前者なら趣味と呼んでよいかという迷い、後者なら何を楽しみに続けるかという迷いに近いのかもしれません。
自分に当てはめるなら、活動中に楽しい瞬間はあるか、終わった後に他人と比べて落ち込むのか、それとも始める前から負担なのかを振り返ってみます。「下手だから」の一言の中に、違う困りごとが入っていないかを確かめたいところです。
2.腕前だけでなく、誰とどう過ごすかが楽しみになる
ビリヤードの投稿には、一緒に遊ぶ相手を大事にするコメントがありました。
私は下手ですが、気持ちよく勝負できる相手なら、プロでも私より初心者でも気にしません。
この人にとっては、勝敗だけでなく、気持ちよく遊べることが通う理由になっているようです。同じ遊びでも、失敗を笑い合える場と、毎回腕前を採点されるような場では、過ごす時間は違うでしょう。
たとえば、勝つために集中したい日は競い合い、気楽に遊びたい日は別の組み合わせや進め方を選ぶ、という相談も考えられます。上手な人と一緒なら必ず楽しいとも、同じ腕前なら安心とも限りません。自分が求める時間を周りと共有できるかが一つの条件です。
ただ、人と過ごせれば満足するはずだと決めつけたくもありません。一人で技術を磨く時間が好きなら、その楽しみを残してよいでしょう。趣味の価値を、勝つことだけにも、交流することだけにも固定しないほうが、自分に合う続け方を探せます。

3.上達したい気持ちを、欲張りだと扱わない
上手くなれず苦しいという投稿には、結果を気にせず続ける人から、次の言葉もありました。
私はゲームもギターも下手です。でも楽しいので、続けています。
こう感じられる人がいる一方で、できることが増える喜びを求める人もいます。後者に「結果は気にしなくていい」と言い続けても、楽しみの中心を手放すように聞こえるかもしれません。上達したいこと自体を否定せず、期待する変化の大きさを見直す方法があります。
たとえば、人前で一曲を完璧に演奏することではなく、苦手な部分を前より止まらず弾けるようになる、という目標なら、確かめる対象がはっきりします。趣味全体の評価にせず、一つの動作や場面として扱う考え方です。
反対に、練習目標を作ると余計につらくなるなら、練習と遊びを毎回結びつけない日を設けてもよいでしょう。作品を完成させない日や、慣れた曲だけを弾く日があっても、続けた時間が無意味になるわけではありません。何を求める日なのかを、自分の中で分ける余地はあります。

4.腕前の問題に見えて、参加できる場の問題かもしれない
大人になって始めた趣味についての別の投稿は、継続して学べる環境や、一緒に取り組む相手を見つけにくいという悩みでした。そこには、歓迎される場に出会ってきた人の経験も寄せられています。
来て、参加する気があるだけで、いつも十分でしたよ。
これはその人が出会った場の経験で、どの活動でも参加するだけでよいという意味ではありません。ただ、自分に合わない場で苦労していることを、自分の能力全体の問題にしていないかは考えられます。
- 気軽に遊びたいのか、段階を追って習いたいのか。
- 参加に必要な経験や、事前に覚えることは何か。
- 途中で分からなくなったとき、質問できる相手がいるか。
- 周りの目的と、自分の続けたい理由が合っているか。
たとえば、「初心者歓迎」とあっても、単発で楽しむ場と、毎回積み上げて学ぶ場では、自分が得られるものは違います。継続的な指導を求めるなら、次の回にどうつながるのかを確認する必要があります。参加するだけで満足できない自分を責めるより、求める条件を伝えることから始められます。
同時に、技術や安全のための経験が必要な活動では、その条件を軽く扱うこともできません。上手い人に認めてもらうために無理をするより、自分の段階で参加できる範囲と学ぶ機会を確かめるほうが、続け方の相談になります。
5.趣味を続ける理由は、一つだけでなくていい
下手でも楽しめるかという問いには、腕前だけでは答えきれない部分があります。活動中の楽しさ、少しできるようになる喜び、一緒に過ごす相手、学べる場所。それぞれのどこが足りないかで、次の工夫は変わります。
「上手くない自分でも続けてよいか」と許可を探す前に、残したい時間と、変えたい条件を一つずつ挙げてみる。上達を諦める必要も、毎回上達を証明する必要もないところから、自分の趣味を考えてみてください。