仕事・キャリア
内向的な人に向いている仕事は?職種名より、人との関わり方から考える
内向的だから、人と接しない仕事を探した方がよいのか。でも、一人でできることだけに絞ると、自分が面白いと思う仕事から離れてしまいそう。仕事選びで、性格の捉え方に迷うことがあります。 きいてみたには、内向的でも人と関わる仕事がしたいという投稿と、人と接する機会が少ない仕事を探す投稿があります。寄せられた声を比べ、職種名だけでは見えにくい、相手や予定の組み方に目を向けます。

1.同じ内向的という言葉でも、望む仕事は違う
一つ目の投稿者は、頭を使う仕事へ移りたく、人付き合いには不安があっても、気の合う人と働けたらよいと考えていました。二つ目の投稿者は、落ち着いて働けて、人と接する機会が少ない仕事を知りたいと尋ねています。
どちらも内向的な人の仕事についてですが、求めている環境は同じではありません。性格を一つの条件にまとめる前に、自分は人との関わりの何が苦手で、どんな関わりなら楽しめるかを分ける余地があります。
2.人と関わる仕事をしている人の声
人と関わる仕事の相談には、自分のチームの仕事を紹介するコメントがありました。
私は教材・研修コンテンツの設計をしています。私のチームには、教材設計、品質チェック、グラフィックデザイン、開発、映像制作などの担当者がいますが、ほとんどみんな内向型です。
これは、本人が見ている一つのチームの話です。その分野の人が皆同じ性格だとは言えません。ただ、同じ組織でも作るものや担当が違い、関わり方を職種名一つで想像しきれない例になります。
私は内向型ですが、医療職として現場で働いたことも、事務側を担当したこともあります。
こちらも、内向的だと感じながら対人の仕事をしてきたという本人の経験です。資格や仕事の条件を確認せず、そのまま転職先として勧めることはできません。参考にできるのは、人と接するというだけで、その人に合わないと決めない見方です。

3.人の多さより、相手と予定の組み方を見る
人との接触が少ない仕事を尋ねた投稿には、別の角度からのコメントがありました。
私も内向的ですが、大学生と関わる仕事をしています。仕事も学生のことも大切にしていますが、同僚とは少し違う形で、自分の予定を調整しています。
この人は仕事を変える話より、予定の調整の違いを挙げています。同じように人と接していても、連続する時間や準備の余地によって、本人の過ごしやすさが違う可能性を考えられます。
あえて人と関わる仕事もいいと思います。自分の別の面を伸ばせますよ。
人との関わりを減らしたいという問いに対し、経験を広げる方向を示す声です。ただし、挑戦したい気持ちがあるかは本人次第です。苦手ならあえて選ぶべき、と新しい義務にする必要はありません。
内向的ということでしょうか。それとも、人と接することに強い不安があるということでしょうか。
この問い返しは、自分が困っている内容を具体的にする助けになります。この記事で性格や状態を診断するのではなく、雑談が長いと疲れるのか、初対面が続くと困るのか、人前で話すことが苦手なのか、と仕事の場面へ置き換えてみる発想です。
特別に親しい関係を築かなければいけないわけではありません。
この人は、自分の学ぶ場で必要な会話と、親しい付き合いを分けていました。仕事上のやり取りと、終業後も含む付き合いの量は、別の条件として確かめられそうです。

4.職場を調べるときの問いを具体化する
コメントを通して考えられるのは、内向的な人向けの職種を一つに絞るより、自分が働きやすい条件を探すことです。気になる仕事について、実際の一日に何があるかを調べると、性格の言葉より具体的になります。
- 相手が毎回変わるのか、決まった人と継続して関わるのかを確かめる。
- 会話、会議、集中する作業の時間がどう組まれているかを見る。
- 準備して話す場面と、急な対応が必要な場面を分けて考える。
- 職場の付き合いと、担当する仕事のやり取りを別々に確認する。
例えば面談で「この担当の一週間は、打ち合わせと個人の作業がどのように分かれていますか」と聞く案があります。これは編集部の例です。内向的でも大丈夫かという問いだけより、本人が過ごす時間を想像しやすくなります。
5.性格の名前だけで、可能性を閉じない
同じ内向的という言葉を使う人でも、人との仕事を望む人、人の少ない環境を望む人、予定を工夫している人がいました。どれか一つを正解にする必要はありません。
自分が避けたい場面と、やってみたい仕事を分け、その両方を満たせる条件を探す。職種名だけでは決めにくい部分を、具体的な一日の働き方から考えることができます。