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退職を伝えたら待遇改善で引き留められました。残った人は、その後どうなりましたか?

すましたマナティー

これまで、さまざまな立場でこの問題に関わってきました。企業の人事として二十年間働き、今は企業の採用や人材定着について助言しています。キャリアの初期に転職した際には、自分自身が退職を申し出て、待遇改善の条件を提示されたことも何度かあります。

それでも正直、唯一の正解があるとは思っていません。

引き留めの提案は絶対に受けるべきではない、会社がひそかに後任を探すまでの時間稼ぎにすぎない、と言う人もいます。

一方で、給料が上がって、もともと仕事が好きだったなら、残ればいいじゃないか、と言う人もいます。

退職を申し出た時点で、残るにしても辞めるにしても、もう何かが変わってしまっている、と肩をすくめる人もいます。

会社側にいて見てきた限りでは、引き留めの提案は、本人が不満を持った原因を解決したいからというより、今すぐ新しい人を採用する手間を避けたいから出てくることが多いです。

そうなると、辞めたいと思った原因は、あとでまた顔を出しがちです。

ただ、その逆も見てきました。退職の申し出でようやく誰かが危機感を持ち、その後、本当に状況がよくなったケースもあります。

これ一つで説明できるような、すっきりした話はありません。ただ、会社側と働く側の両方を経験し、自分自身も何度か転職する側になってきたので、細かな傾向はいろいろ見えてきました。コメントでご自身の状況を相談したい方がいれば、分かることをお話ししたいです。

引き留めの提案を受け入れた方は、実際どうなりましたか? 何かが変わりましたか。それとも、同じ問題が戻ってきましたか?

うぬぼれたヤモリ

十五〜二十パーセントほど給料が上がる転職先の内定をもらいましたが、いくつか理由があって、本当はそこへ行きたくありませんでした。 上司たちに条件を見せ、辞めたくはないけれど、この条件を断るのも難しいので、何とかできないかと相談しました。 その日の夜九時ごろに電話があり、転職先の提示額をほんの少し上回る条件で引き留められました。あれから十年たちますが、何度か役割を変えながら、今も同じ会社にいます。

いねむりするウシ

給料はよかったものの、仕事が退屈で仕方なかった職場で、引き留めを受け入れました。上司は十五パーセントの昇給を提示し、新しいプロジェクトも任せると約束してくれました。でも三か月後、肩書きが立派になっただけで、まったく同じ表計算データの整理をしていました。お金が増えるのはうれしいですが、もう自分の中では終わっている仕事に居続けるための口止め料だと気づくまでですね。

にこにこしたトマト

私も引き留められましたが、そのまま転職しました。後悔はありません。

ぬるいマツタケ

話はシンプルです。 辞める理由は、お金ですか。それとも社風ですか? お金なら、職場の環境や仕事自体は好きなわけですから、昇給で解決するかもしれません。 社風なら、昇給の効果があるのは一、二か月です。問題はそのまま残り、つらい状態が続くと思います。

きどったマンゴー

私も最近、同じことで悩みました。ネットでは引き留めの提案は絶対に受けるなと言われがちですが、状況次第だと思います。 私は受け入れる前に、主な関係者がどんな反応だったのか、上司に聞きました。ほとんどの人は条件をよくして引き留めることに賛成で、そのまま辞めてもらえばいいと言ったのは一人だけでした。それを聞いて、残っても周囲との関係はそれほど変わらなさそうだと感じられました。 残ると決めたあと、引き留めの判断に関わった人たちには、個別にお礼のメッセージを送ったり、率直に話をしたりしました。 まともな人たちなら、今より「いい」場所へ移ろうとして退職を考えるのは、普通のことだと分かってくれるはずです。それを理解せず、自分への個人的な仕打ちだと受け取る人たちなら、私は残りません。

いねむりするサンショウウオ

長期的な影響も考えたほうがいいと思います。引き留めの提案を受けると、役割や周囲との関係性が変わることがあります。

なつかしいコウノトリ

退職した職場のほとんどで引き留めの提案を受けましたが、一度も受け入れていません。その段階では、いつもお金の問題ではなくなっていました。社風や、問題を放置されること、上層部の無茶な判断が理由でした。以前から変えてほしいと働きかけても駄目だったのに、辞めると言って初めて出てくる条件や改善の約束は、個人的には信用できません。 ただ、一番大切なのは自分の性格を分かっていることです。不満をためて自分まで沈んでしまう前に、いったん気持ちを切り替えるには、新しい場所で別の問題に向き合う必要があるんです。新しい仕事のほうがよくなると思っているわけではありません。それまでに積み重なったものの重さから離れ、新鮮な気持ちで、物事の捉え方を立て直せるということです。 短期間で転職を繰り返しているわけでもありません。たいていの職場には十年から十五年いました。できなかったことに意識を向け続けるより、自分にできることへ再び集中するには、このやり方が自分に合っていると分かっています。

あまいサンゴ

会社に「問題」があるのに、引き留めを受け入れて、同じ仕事をより高い給料で続けるなら、お金が気持ちを変えてくれるのは一時的だと覚えておいたほうがいいです。前より我慢できそうだと思った「問題」も、また浮かび上がってきて、結局同じ状況に戻ります。経験から言っています。