投資の成功の9割は、気にしすぎている細部とは関係ありません
若い方や投資を始めたばかりの方が、ネット上で自分の資産配分の細部まで熱心に分析して、結局は影響の小さいところに力を使いすぎているのをよく見ます。
初心者の方への、私なりのシンプルな助言です。取り入れるかどうかはお任せします。
あまり重要ではないこと
・米国ETFのVTIとVOOのどちらを選ぶか ・経費率の0.01~0.02%の差 ・債券の割合が0%、10%、20%のどれか ・米国株以外の株式の割合が5%、10%、15%のどれか ・資産配分を半年ごと、毎年、それ以上の間隔のどれで調整するか ・毎月、毎週、あるいは何回かに分けて投資するか ・口座や相場の動きを頻繁に確認すること ・「市場平均を上回ろう」と配分を変え続けること
とても重要なこと
・収入の範囲で暮らし、生活防衛資金を確保すること ・定期的な投資をこつこつ続けること ・収入が増えたら投資額も増やすこと ・最高のタイミングを待たず、できるだけ早く始めること ・短期的な相場の動きに振り回されないこと ・高い手数料を抑えること。0.03%と1%の差は大きいです ・配分を見直すのは少なくとも2年たってからにすること ・クレジットカードで借金をしないこと ・仕事の安定性、年齢、家族への責任など、現実の条件を考えること ・本業だけに頼らない収入源をつくること ・学び続けつつ、日々の生活も大切にすること
資産配分のずれが5%以内なら、頻繁な調整は必要ありません。
売却するまでは、相場の動きはあくまで評価額の変化です。
頻繁な売買は、たいてい長期のリターンを下げるだけです。
私の経験を簡単に書くと
企業型確定拠出年金で運用を始めたころは、選べる商品が限られていたおかげで、かえって大きな失敗をほとんどせずに済みました。株式60%、債券40%にしていました。今となっては完璧な配分ではありませんが、それでも十分です。
相場が下がったら安売りの時期だと思って、投資を続けています。長く続けると、口座の評価額の増減は年間の投資額をはるかに上回るようになります。それでも、結果を見ると、完璧を目指すことより続けることのほうがずっと大切だと分かります。
大事なことをきちんとやって、長く続けることです。細かいことは自然とついてきます。