CEGとウォルマートの15年契約、原発の電力を高く買う動きはビッグテック以外にも広がるのか
みなさん、こんにちは。
2026年6月23日に発表された、コンステレーション・エナジー(CEG)とウォルマート(WMT)の15年間の電力購入契約(PPA)について話したいです。
それまでは、24時間安定して供給されるクリーンな原子力のベースロード電源に割高な料金を払えるだけの資金力と、AIデータセンター向けの切迫した需要を持つのは、マイクロソフト、メタ、グーグルのような巨大テック企業だけだ、という見方が市場では主流でした。ところが、ウォルマートがイリノイ州のドレスデン原子力発電所から、発電時に炭素を排出しない電力を176メガワット確保する契約に加わったことで、構図が変わります。物流の自動化を進め、大規模な配送網を持つ従来型の大企業も、限りある同じ電力網の供給力を本格的に取り合うようになったということです。
CEGについて考えたい点は、次のとおりです。
・収益源の多様化 この契約は、CEGの顧客がAIデータセンターだけではないことを示しています。小売りや物流の企業も、安定したクリーン電力を確保する必要に迫られているわけです。
・供給と需要のずれ この契約では、ドレスデン発電所の効率を高める出力増強によって、30メガワットの供給能力を追加する必要があります。需要が既存の供給を上回っているのは明らかで、稼働中の原発の価値が非常に高くなっています。
・株価評価 当時の市場全体の下落を受けて、CEGは長期的な成長余地に対してかなり割安に見えます。15年間の収益源が契約で確保されていることを考えると、なおさらです。
原子力関連への投資が、テック企業だけに依存する話ではなくなってきたと市場に十分理解されれば、短期から中期にかけてしっかり値を戻すと予想しています。
この契約をどう見ますか。原子力関連にはもう投資家が集まりすぎているのでしょうか。それとも、企業の電力調達が大きく変わる、その始まりなのでしょうか。
保有状況:CEGを8株持っています。割安な状態が続くなら、買い増しを考えています。