仕事ができるほど、なぜ他人の仕事まで押しつけられるのでしょうか?
社会人になってからの4年間、ずっと110%の力で働いてきました。残業し、使い物にならなくなった業務管理の表計算ファイルを作り直し、チームに毎月たまる対応案件を、いつも2週間で片づけていました。周りの誰よりも働けば、管理職への昇進に直結すると本気で信じていたんです。
前の四半期に、部署の分析担当者2人が人員削減の対象になりました。ところが、補充の採用も私の昇格もなく、部長が私の席に来て、その2人の担当顧客を丸ごと押しつけてきました。仕事量が倍になるなら給与も見直してもらえるのかと聞くと、見下すように薄笑いを浮かべて、「これをこなせるほど仕事が速いのは君だけだから任せているんだよ」と言われました。
二つ隣の席には、たばこ休憩を口実に1日4時間もさぼり、上層部とプロ野球の話ばかりしている人がいます。翌月のリーダー候補向け研修に推薦されたのは誰だったと思いますか。少なくとも私ではありません。
会社は、効率よく働いたご褒美に昇進させてくれるわけではありません。さらに仕事を渡してくるんです。誰よりもうまく穴を掘っても、現場監督にはしてもらえません。もっと大きなシャベルを渡されて、「もっと速く掘れ」と言われるだけです。
給料に見合う範囲で働き、自分の余力を守ったほうがいいです。下の立場で「この人がいないと回らない」存在になるのは、会社員にとって抜け出せないわなです。