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FIREを目指して4年。意外にも、仕事との向き合い方がよくなりました

たのしいキャベツ

経済的自立を真剣に目指し始めたときは、いちばんの変化は目標額に向けてお金が増えることだと思っていました。辞められる段階にはまだ遠いのに、生活を支える蓄えができるだけで、仕事への向き合い方まで変わるとは思いませんでした。

私は、基本的には好きな会社でプロジェクト管理の仕事をしています。仕事は悪くありませんし、周りもいい人たちです。それでも、まとまった蓄えがなかった頃は、人事評価も、上司との難しい話も、面倒な社内ルールの変更も、いつもうっすら不安を抱えながら受け止めていました。危機というほどではありません。ただ、この仕事が必要だから、納得できないことにもあまり反論できない、という意識がずっとあったんです。

生活費18か月分を貯めたら、思いがけない変化がありました。一つひとつの場面で失うものが小さく感じられるようになって、振り返りの面談でも、もっと正直に話せるようになりました。一度、本当によくない判断だと思ったプロジェクトの範囲変更に反対し、理由をはっきり説明しました。結局、決定は変わりませんでしたが、その結果は受け入れました。1年前なら何も言わなかったと思います。後から上司には、チームの中でも率直で仕事がしやすい人の一人だと言われました。

皮肉なことに、仕事を辞められる状態を目指したおかげで、むしろ仕事を続けるのがうまくなったのかもしれません。逃げ場がないとは感じなくなり、ここにいなければならない不安を抑え続けるのではなく、自分らしく働けるようになりました。

目標額に届くまでは、まだ数年あります。でも、仕事に対する感覚が変わるとは予想していませんでした。これこそ、この取り組みでいちばん見落とされている良さかもしれません。

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