FIREの「グレーな部分」も受け入れられるようになりました
最初に少し自己紹介を。参加しているFIREのコミュニティで、新しく管理役を引き受けることになりました。もともとは公式Discordの管理をしていたのですが、いつの間にか掲示板も手伝うことに。これは健太さんのおかげですね! 頭や胃が痛くなることもありますが……冗談です(笑)。こうして関われるのはうれしいですし、みなさんがFIREを達成する日を楽しみにしています。
さて、本題です。
32歳の男性です。経済的に自立して早期退職を目指すFIREという考え方には、かなり若い頃に出会いました。16〜17歳くらいでウォーレン・バフェットを知ったのも、運がよかったと思います。当時の目標は、大学へ行って、ソフトウェアエンジニアになって、たくさん稼いで投資すること。それだけでした。
FIREについて知るほど、どんどんのめり込んでいきました。関連する情報を読みあさり、毎日資産を確認して、本を読む。目標額にはまだほど遠くて、しばらくは何をしていても不安でした。
20代の大半は、「FIREするまで、本当の人生は始まらない」と思い込んでいたんです。達成する前に起きたことは、まだFIREしていないというだけで、意味がないようにさえ感じていました。今思うと、ずいぶん偏った考え方でしたね。
そして、すっかり年を取った32歳の今(笑)、ようやくFIREにも白黒つけられない「グレーな部分」があっていいと思えるようになりました。達成前の人生も、ちゃんと自分の人生です。少し意外かもしれませんが、今は具体的な目標額も決めていません。あと何年かと聞かれたら、その日どれだけ仕事に腹を立てているかで「6〜10年くらい」と答えています。
私にとってFIREは、一度決めたら動かないゴールではありません。段階があって、人生の選択肢を増やすためのものです。休みたければ1年間仕事を休める。子どもができたら、子どもを中心に働き方を考え直せる。自分の人生を、自分で決められるようになる。少なくとも、そう感じられるようになります。
今もFIREを目指していますが、21歳の自分が勝手に決めた数字に向かって、不安に追われながら走り続けるのはやめました。
みなさんにも、そんなふうに考えてもらえたらと思っています。グレーなままでもいいんです。それぞれの道を歩いている途中にこそ、人生のいろいろなことが起きるのを、忘れないでいたいですね。