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友達の「いじり」がつらい。好みを分かってもらうことと、からかわれないことを分けて考える

きいてみた編集部

服を選んでいると笑われる。髪型を変えたいと話すと、冗談っぽく否定される。楽しい時間もある友達だからこそ、傷ついたと言えば場の空気を壊しそうで、笑って流してしまうことがあります。 服や音楽の好みをけなされる人と、見た目を繰り返しいじられる人の相談を読みました。相手と同じ好みになることを目指す前に、自分は何をやめてほしいのか、どんな付き合い方なら楽なのかを考えてみます。

連絡を考えながらスマートフォンを持つ手元

1.好きな物の説明をしても、話が終わらないとき

一つ目の相談者は、気に入ったブーツを買おうとしたとき、友人に笑われ、別の靴を勧められたそうです。服や音楽についても否定が続き、最近は会う前から、またからかわれるのではと思うようになっていました。

こういう場面で、自分の服に似合う理由や、好きな音楽の魅力を説明したくなるのは自然です。ただ、相手が好みを認めるまで説明を続ける形になると、好きな物を選ぶために、その人の合格をもらうようなやり取りになってしまいます。

相手に同じ服を好きになってもらう必要があるのか、それとも自分の選択を笑わずにいてほしいのか。後者なら、話し合うのは服のよさより、その場でどう接してほしいかです。好みの違いを解消しなくても、変えてほしい言い方は伝えられます。

意見を求めたときに、率直に似合わないと言われる場面とは区別したいところです。たとえば「歩きにくくない?」と靴の使い勝手を確かめることと、選んだ自分を何度も笑うことは同じではありません。気に入らない意見を全部なくしたいのではなく、選ぶ楽しみが削られる接し方に困っているのかを、自分でも確かめてみます。

2.好みが違うまま、一緒にいられるかを話す

この相談に、会話の文案を寄せた人がいました。

あなたのことは好きだけど、服の好みはかなり違うよね。そこは違うままでいいと思う。私はあなたの服をけなさないんだから、私の服のことも悪く言わないでほしい

言い方の中心は、相手のセンスを下げることではなく、違ったまま付き合いたいという希望です。「自分の服だって変だよ」と返せば、その場では言い返せたとしても、互いの好みを採点する会話が続くかもしれません。自分が欲しかった関係に近づくかは、別に考えたいところです。

たとえば「おすすめを聞いたときは教えてほしい。でも、自分で選んだ物を笑われるのは嫌なんだ」と伝える方法があります。助言を求めている場面と、ただ好きな物を見ている場面の違いを示しています。これは、伝え方を考えるための例です。

相手が親切のつもりだったとしても、こちらが傷ついたことは伝えられます。逆に、嫉妬しているのではと理由を探しても、本人の内心は分かりません。理由を言い当てるより、どの言葉をやめてほしいかを示すほうが、具体的な話になります。

職場のテーブルに置かれたシンプルなカップ

3.「その友達しかいない」事情まで、簡単に片付けない

距離を置いたほうがよいという声に、相談者は難しさを返していました。

友達がこの子しかいないので、難しいんです。

楽しい思い出もあり、ほかに気軽に会える相手もいないなら、付き合いを見直すことは、嫌な言動をやめてもらう話よりずっと大きく感じるでしょう。離れればよいと一言で言われても、今ある楽しさやつながりまで失う不安は残ります。

だからといって、今の頻度や会い方をすべて続ける必要があるとも限りません。買い物に行くと毎回つらくなるなら、買い物以外で会えるか考える。会った後に疲れ切るなら、時間を短くする。関係全体の結論を急がず、自分が落ち着いていられる範囲を探す方法もあります。

ただ、そうした工夫も自分だけの仕事にしないことが大切です。場面を変えても同じからかいが続くなら、服や店選びの問題ではなく、嫌だと伝えた気持ちがどう扱われているかを見直す必要がありそうです。

閉じたノートの上に置かれたペン

4.その場で返す言葉と、後から話す言葉を使い分ける

見た目をいじられる別の相談には、具体的に気持ちを伝える提案がありました。

「こういうことを言われて、こんな気持ちになった。すごく傷ついた」と具体的に伝えてみてください。

皆がいる場では、詳しく話したくないこともあります。そのときは「それは言われたくないな」と短く止め、後で二人のときに説明する選び方もあります。逆に、二人で話すほうが負担なら、その場で短く返すだけでも、自分の希望を示すことはできます。

  • 何を言われ、どんな気持ちになったかを一つの出来事に絞る。
  • 相手の性格全体ではなく、やめてほしい言葉や行動を伝える。
  • 好みの説明を求められても、好きで選ぶことの許可を取り続けない。
  • 謝ってくれたかに加えて、次の場面で言動が変わったかを見る。

皆が笑ったからといって、自分もその話題を楽しめたことにはなりません。周りの人が何を考えていたかまで確かめようとすると、話す相手も論点も増えてしまいます。まずは、その言葉を言った人に、自分はどう感じたかを伝える範囲に絞る方法があります。

言い返した後の相手の機嫌だけで、伝え方の成否を決めないことも大切です。その場では驚かれても、次から言わなくなるかもしれません。逆に、その場では軽く謝られても同じことが続くなら、気持ちが伝わったかどうかを改めて考える必要があります。見るのは一度の返答だけではなく、その後の関わり方です。

「冗談なのに」と返された場合、冗談として言った意図は聞けます。それでも「私は楽しくないから、今後はやめてほしい」と希望を残すことはできます。笑って返せるようになることだけを、自分が変わるべき目標にしなくてよいと思います。

また、まだ相手の言動を許せるか決められなくても、今日はその話題から離れたいと伝えることはできます。友達として続けるかという大きな結論まで出さなければ、その場のつらさを止められないわけではありません。

5.一緒に笑えることと、自分が笑われ続けることを区別する

好きな物が違っていても、相手が楽しそうに選ぶことを邪魔せずにいられる関係は考えられます。からかわれないために、自分の服や話題を狭め続けているなら、その負担に目を向けてよいはずです。

まずは、好みを分かってもらう説明から、接し方への希望へと話を変えてみる。その後、自分が前より安心して選べるようになったかを確かめることが、付き合い方を考える手がかりになります。

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