子育て
保護者付き合いが苦手。親同士で無理をしすぎず、つながりを作るには
送り迎えで、どのくらい話しかければよいか分からない。子どもの集まりの前から雑談が憂うつになる。一方、気軽に連絡できる親同士の友達がほしくても、なかなか輪に入れず寂しい場合もあります。 きいてみたにある、園での人付き合いに戸惑う人と、親同士の友達ができない専業主夫の投稿を読み比べます。子どものための連絡と、自分が望む友人関係を分け、どんな関わり方がほしいかを考えます。

1.付き合いたくないのか、付き合い方に迷うのか
一つ目の相談者は、四歳の娘の園で、門の前の待ち時間や誕生日会に苦手意識を感じていました。感じよく接したいものの、共通点があるか、相手も話したいかと考えてしまうそうです。
二つ目の相談者は、専業主夫として子どもの園や学校に関わってきた中で、気軽に連絡を取れる親同士の友達がいないことを寂しく感じていました。人との距離を増やしたいのか減らしたいのかだけでは、両者の悩みを言い表せません。
2.その場の雑談が苦手だという声
園の人付き合いへの相談には、普段は社交的でも学校行事では同じ気分になるという人がいました。
私はほかの場ではかなり社交的なのに、甥の学校行事では同じ気分になります。
これは、どんな場でも人付き合いが苦手というわけではない人の声です。保護者同士だから話題や距離感が分かるとは限らず、その場ならではの戸惑いとして捉えることもできます。
主催の保護者が、終わる頃にどこへ迎えに来ればよいかを、丁寧ながらはっきり案内してくれたんです。
この人は、集まりにずっと残って雑談しなくてもよいと分かり、安心したと書いています。何となくその場にいなければと思っていたことが、予定を確認するだけで変わった例です。ただし、子どもを預けてよいかは、その集まりの体制を確認したうえでの話になります。
お互いに子どもがいるというだけで友達になりたいわけではないんです。
この人は、好きになった保護者や友達になった人もいるとしたうえで、共通点が子育てだけとは限らないと書いています。全員と親しくすることと、必要な連絡を感じよく行うことを、分けて考える余地があります。

3.話せる相手がほしい人は、会いやすい場を探していた
親同士の友達ができないという二つ目の相談には、相手を既存のグループだけに限定せず、自分の動ける場所や時間から探す声がありました。
自分のペースで動いてみたらいいと思います。公園に行って、そこで人と知り合ってみるとか。
決まった輪へ入ることだけに目標を置かず、別の場でも知り合うという提案です。もちろん、出かければ必ず友達ができるわけではありません。何度か会うきっかけを持つ方向として考えられます。
同じような時間帯に動けるパパ友が、結構できています。
この人は、仕事の時間を調整できる夫の経験を紹介していました。性別や役割の共通点だけでなく、実際に会える時間帯が合うことも、つながりの条件になっている例です。
毎週何か集まる機会を作ろうということになり、その日ごとに誰か一人が連絡係になる形でやってみたんです。
こちらは、小さな主夫のグループで定期的に集まる場を作った経験です。すでにある親しい輪へ入るだけでなく、同じように話し相手を探す人と、会う機会を用意する方法もあったと分かります。

4.子どもの連絡と、自分の友人関係を分ける
二つの相談を読むと、保護者付き合いという一つの言葉の中に、挨拶、用事の連絡、集まりでの雑談、自分の友達作りが混ざっています。すべてを同じ深さで付き合おうとしない方が、自分の希望を考えやすくなります。
- 子どものために必要な連絡と、自分が楽しみたい交流を分けてみる。
- 集まりで保護者が残る必要があるかなど、予定を具体的に確認する。
- 親しくなりたいなら、会える時間や興味が合う小さな場も探す。
- すべての人と友達になることを目標にせず、続けられる関わり方を選ぶ。
例えば待ち時間には、共有できる予定を一つ尋ね、話が続かなければ挨拶で終える案があります。これは編集部の提案です。毎回面白い話を用意しなければと思うより、そのとき必要なやり取りに合わせる考え方です。
5.自分が望むつながりの大きさを決める
保護者付き合いが苦手という人の中にも、雑談を減らしたい人と、気軽に話せる友達がほしい人がいました。どちらも、子どもが同じ場にいるから自動的に満たされるとは限りません。
今必要なのは連絡のしやすさなのか、自分の友達なのかを確かめる。その違いに合わせて、挨拶の範囲、参加する予定、探す場所を少しずつ選んでいくことができます。