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趣味にかけたお金は回収できそうにないけれど、後悔はしていません

ゆかいなフクロモモンガ

フィルム写真を始めて、2年ほどたちます。カメラ、買っては売り、また買ったレンズ、現像代、スキャナー。いい機会が来たら使おうと思いつつ、1月から冷蔵庫に入れっぱなしのフィルムもあります。全部合わせると、正直20万円くらい。パートナーにも誰にも、まだこの金額は言っていません。お金の面では合理的な選択じゃないと、最初から分かっていました。デジタルと比べれば高いし、遅いし、不便です。それでも選んだのは、24枚しか撮れないという制限のおかげで、久しぶりにゆっくり物を見られたからでした。

数週間前、スマホを見ていたら、フィルムとデジタルの1枚当たりの費用を比較した投稿が流れてきました。最後まで読んでも、「面白い計算だな」くらいにしか思いませんでした。多少の貯金はありますし、何にお金を使うかは考えて決めています。物の見え方を本当に変えてくれた趣味に、2年で20万円。それを誰かに弁解するつもりはありません。弁解が必要だとも思わないので。前回現像したフィルムには、何度見返したか分からない写真が3枚ありました。スマホでは撮れなかったと思います。画質の問題ではなく、スマホならそこまでよく見ていなかったはずなんです。

意外だったのは、非効率なところこそ、自分が求めていたものだったことです。仕事では速さも成果の量も効率も求められますが、フィルム写真では、その感覚でやろうとするとことごとくうまくいきません。慣れるまでは戸惑いましたが、今はそれが必要なんだと思います。撮るたびに画面を確認することも、同じものを40枚撮って後から一番いいものを選ぶこともできない。ただよく見て、撮ると決めて、2週間後に戻ってきた結果を受け止めるしかありません。たいていは平凡で、たまにいい写真があります。その割合が全然気にならないところに、始めたときの自分が本当に欲しかったものが表れている気がします。

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