同じ業種の株が、突然そろって急騰したことはありますか?
Workday、Adobe、Salesforce、Progress Softwareなど、企業向けの業務管理ソフトを提供する会社の株が、午後2時45分ぴったりに、足並みをそろえるように10〜25%も急騰していました。
株価表示の不具合でしょうか? 金融機関がまとめて大量注文を出したとか、業種別ETFが保有銘柄を調整したとか? 何かの間違いなのでしょうか。
こういう動きを見たことがある方はいますか? どういう理由が考えられるのでしょうか?
ええ、その直前2日間のNebius、CoreWeave、Bloom Energyの動きを見れば分かります。
従来型SaaSの大手は、全体的にその1か月ほど上がっていましたね。 私はその3週間前にSalesforceを買いました。AIがこの会社の事業を食い尽くすのは、まだずっと先だと思ったので。10年後ならあり得るかもしれませんが、短期的に株価が360ドルから150ドル未満まで下がるほどの理由には見えませんでした。 大口投資家や市場全体も、その1年で徹底的に売られたSaaS企業には、上がる余地があると考えているんだと思います。
業界全体の評価が見直されたか、まとめて買いを入れるきっかけが何かあったのかもしれません。
その日の午後、JPモルガンが、AIによるソフトウェア企業への影響を心配しすぎだという見方を出していました。
リンクはありますか?
シルバーレイクがWorkdayの買収に向けて協議しているという話です。
あんなクソみたいな会社を買うんですか。せいぜい頑張ってください。
おそらく情報が漏れたか、Bloomberg端末を使っている誰かが、数分早くニュースをつかんだんでしょう。Workdayが対象なのは納得です。シルバーレイクは、地盤のある企業向けソフト会社を買って、切り売りするのが大好きですから。ほかの銘柄まで跳ねるのは、正式なニュースが出る前に、アルゴリズムや投資家が関係ありそうなものへ一斉に飛びついているだけです。大きなPEファンドの買収話が漏れたときに、似た動きを見たことがあります。関連分野が20分ほど連れ高になって、そのあと半分くらい戻すんです。翌朝には、ほかの銘柄の半分は元の水準に戻っていると予想します。
そもそも不当に売り込まれていた業種が、そろって上がったってことですよね? いやあ、びっくりですねえ。もちろん皮肉です。
よく見ますよ。同じ業種の株を買う自動売買プログラムが関係している気がします。間違っているかもしれませんが。
関係ありますよ。AIのコンピューターが働いているんです。
ええ、買収のうわさや強気のアナリスト評価が出ると、こういうことはあります。1銘柄が動くと、まとめ買いやアルゴリズムの注文が、連想で関係しそうな銘柄にも入ってきます。ETFの裁定取引で動きが増幅されて、業種全体が一斉に上がることもあります。たいていは表示の不具合ではなく、機械が「業種全体で買う場面だ」と判断した動きです。
AI以外のニュースなら何でも欲しいくらい、市場が飢えているのが分かりますね。AIの話にはもううんざり、という空気を感じます。
相場が何日も続けてじりじり下がり、かなり気持ちを揺さぶられる局面がありました。ただ、冷静に考えると、こういう全面安こそ過熱が洗い流され、大手企業を安く買える時期でもあります。 手元に現金がある人は、そういうところで割安な銘柄を拾い始めていま
DELL(デル)の株を、平均取得単価55.89ドルで約2株買いました。評価額を確認したところ約1,174ドルで、利益は約1,062ドル、上昇率は約948%になっていました。この値上がりで、デル株が投資資産全体の約48%を占めるようになりまし
要するに、個別の株を評価する前に、その会社が属する業種を理解したほうがいい、という話です。業種が違えば、商売の仕組みも、普通とされる数値も、景気の影響の受け方も違います。そこを無視して比べると、机上では正しそうなのに、実際には損をする判断に